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上を向いて歩こうと言い聞かせ

上を向いて歩こう
      と言い聞かせ
 

 脊柱管狭窄症は変わり身が早いです。最初右足が痛かったのにいつの間にか右足はしびれに変わり、今度は、左足が痛むという状況です。

 体力低下が最大の敵と聞いて、せめて歩こうと義務づけました。まだ、ほんの少ししか歩けないのですが、昨日、ふっと、何か違うと気がつきました。確かここでは家並の向こうに狭山丘陵が見えたはず、それが、今見ているのは家並みだけ。視覚に地面や木の根っこが多いのです。連れ合いに聞くと

 「この頃、ちょっとばかり下向いて歩いているわよ」
 「そうか、痛みに、知らないうちに腰を曲げてんだ」

 これじゃ、先がまるつぶれと、買ったばかりの脊柱管狭窄症の解説本に目を通しました。狭窄症には痛さが起こる箇所と痛まない接点の箇所があり、ニュートラルポジションと呼ぶそうです。そこを見つけるのが肝心と知りました。

 さっそく、今日は少し痛いのを我慢して、そのポジションを会得すべく、上を向いて歩きました。中腰でおかしな格好だそうです。それでも、狭山丘陵が見えるのはいいです。

 先日集まった仲間の多くが、何らかの狭窄症状!!
 「脊柱管狭窄症対策連盟」でも作って対抗するかと笑い合いました。

DSC_00241640.jpg

 今年はどうしたことか、都立東大和南公園に花が少ないです。
 2016.02.12.のロウバイです。カメラが重くて持てないので古い画像ですみません。

  (2020.02.03.記)

  諏訪山遺跡(縄文時代)を書きました。

藁で飢えを凌げ

藁(わら)で飢えを凌げ

 江戸時代の東大和市域のことを調べています。恐れ入ったお触れを紹介します。
 天明時代は天候不順に、浅間山の噴火(天明3・1783年7月)が大きく影響して、作物の不作、米価の高騰などが続きました。
 各地で飢饉におちいったことが伝えられます。狭山丘陵周辺も同じでした。村人たちは飢えに苦しみます。
 その天明3年(1783)10月3日です。幕府代官所の飯塚伊兵衛から、東大和市域の村々にお触れが届きました。現代文に意訳します。

 藁餅仕様(わらもちしよう)
 生わらを半日も水につけて置き、あくを出し、よくよく砂を洗落し、
 穂はとり去り、根元の方より細にきざみ、
 それを、むして、ほして、煎(い)って、臼(うす)にてひき、細末にする。
 その藁の粉、壱升へ米粉、弐合程入れ、水にてこね合、
 餅のやうにして、蒸(む)すか、又はゆでて塩か味噌をつけて、食事によし、
 また、きな粉を付てもよし、
 米粉の代りに葛蕨(くず、わらび)の粉、又は小麦の粉を混ぜてもよし
 但し餅にして蒸したものを臼で搗(つ)けば更に宜しい
 米穀が高値なので、食料の足しにするため、こしらえて食べるように作り方と藁餅の粉を試作する分、勘定所より渡された。粉は至って宜しいので右作り方の通り、村々で早速こしらえて、食料が足りない時の食事とするように早々村々へ順達せよ
    飯塚 伊兵衛
       卯十月三日 役所 (『里正日誌』2p349~350)

 これを書き留めた名主の杢左衛門さんは、直接の飢饉対応に、さぞ苦労されたと思いますが、村は不穏な空気に覆われたようです。追いかけるように、11月5日、代官所から
 「村において何事によらず徒党を組むものがあれば、村は言うに及ばず、最寄りの百姓ども申し合わせ、その場所へ行き、徒党の内、頭取、主立った者を見定め、搦め捕れ・・・」
 という命令が来ました。

 さすがに、村人は「承知しました」と返事をしますが、その後のことは一切無言です。表面従っているものの、あきれ果てて、うんざりってところでしょうか。むしろ、今に見ていろ!って唇をかみしめている気がします。

 食糧不足と買い占めにより、米価は上がりました。
・武蔵村山市の岸村では、天明4年(1784)正月、幕府に「扶食拝借」(食料)を願い出て、人口400人の内256人、約三分の二が貸し付けを受けています。
・また、2月27日には天明の打ち壊しがあり、瑞穂町の狭山池に集合した狭山丘陵周辺の多くの農民達が武蔵村山、東大和市域方面に打ち壊しをかけ、東大和市域では、高木村の名主・庄兵衛家が打ち壊されています。

DSC_71141400.jpg
 お隣の庭に咲く花、10月の朝顔でしょうか?
 クリックで大
 
  (2019.10.28.記)

  ネット・まちなか博物館への思い を書きました。 

残暑お見舞い

残暑お見舞い

 酷暑と残暑に身体が対応しないらしく、家で静かにしています。
 丁度、良い機会と、古い写真の整理を始めました。

オニユリ1
クリックで大

 2011年8月2日に、当時の都立薬用植物園で撮影したものが出てきました。

オニユリ2
クリックで大

 元気がこっちにも移るようで、嬉しくなりました。
 よろしくお願い致します。

 (2019.08.24.記)

 村山貯水池に沈んだ地域のことを書いています。
 上宅部の里

西楽寺の不動明王

西楽寺(さいらくじ)の不動明王

 東大和市に直接伝わり、日常的に誰もが聞いている話ではないのに、猛烈に興味を引くお不動様の話題があります。

 平安時代です。承平5年(935)、平将門(たいらのまさかど)事件が起こります。
 最初は下総の国での一族間の争いでした。やがて、常陸へと勢力を広げ、地元の豪族、当時の武蔵国の猛者連達を巻き込んで、ついには武蔵国の紛争に関与します。
 天慶3年(939)、将門は上野国府を占領、武蔵・相模を巡検して国印を奪い、新皇を称します。
 これに対して、朝廷は平貞盛(たいらのさだもり)と藤原秀郷(ふじわらのひでさと)に将門の追討を命じます。
 この時です。藤原秀郷は陣中に不動明王をまつり、戦勝を熱く祈願したそうです。やがて940年、将門は討たれ、乱は終結します。
 その不動明王が、幾多の変遷を経て東大和市の西楽寺(さいらくじ)にまつられていたと云うのです。
 
 このことは『新編武蔵風土記稿』(豊島郡)と『江戸名所図会』に紹介されています。不動明王について現代文に置き換えて紹介します。

 木佛立像 長三尺三寸
 智証大師が三井寺を開基した時、自らこの不動を彫刻して本尊とした
 天慶二年(939)、平貞盛、藤原秀郷等、平将門追討の時、秀郷がこの不動に祈誓をこめ陣中で守り、勝利を得たので
 凱陣の時、下野国小山の郷に安置した。

 其後、遥星霜を経て、永禄年中(1558~1570)、武田信玄が甲州七覚山辺に移し崇敬したのを
 北条氏政が奪取(うばいとりて)て相州筑井□□院に納めた。
 天正一八年(1590)、北条氏没落の後、東照宮(徳川家康)が、代々の武将が崇敬した像であることを聞いて
 多磨郡の宅部村三光院に移し給わった
 延享四年(1747)九月、霊夢の告があって、荘厳寺に安置すると云う」

 という内容です。また地元の地誌『狭山之栞』は

 「宝珠山西樂庵地藏堂は往時宅部山三光院の末寺にして西樂寺地蔵院と号し、本尊延命地藏尊は長五尺、脇士不動尊は長四尺なりしが、故ありて幡ヶ谷村荘嚴寺へ移し、廃寺となりし跡に、一宇を建て、西樂庵地藏堂と呼ぶ。杉本家の持にて代々の墓あり。・・・。」
 と伝えます。

 西楽寺は三光院の末で、村山貯水池に沈んだ地域にありました。その三光院は西楽寺について、
 「宝暦十一年(1761)ごろ、武蔵野新田開発のため、荘厳寺(現・渋谷区)に菩提寺として引寺された」と記録しています。
 現在の渋谷区にある「幡ヶ谷不動さん」で親しまれる荘厳寺です。
 
西楽寺関係図1640
 西楽寺の旧地 クリックで大

 こんなスゴいお不動様が東大和市に居らしたんですね。
 勿論、いつ、誰が、どのようにして、西楽寺におまつりしたのか
 新田開発で幡ヶ谷とはどんな関係があったのか・・・
 などなど、解明しなければならない問題が山積しています。
 そんな中で、ドキドキしながら「将門の乱と西楽寺の不動明王像」を書きました。

    (2018.10.10.記)

トロロアオイに迎えられて

トロロアオイに迎えられて

 「お帰りなさい」
 「無事、戻ってきました。いよいよ咲き始めましたね」
 「今年はなんとなく格好がつかなくて・・・」
 「でも、こっちを向いて、ナンカ挨拶してくれてるみたいで・・・」
 「そうなんですよ、どういうわけか○○さんの方に顔を向けるんですよね」

DSC_01291.jpg

 お隣の庭に、例年咲くトロロアオイ。

 「具合はいかがですか?」
 「ご心配かけましたが、一つ重しが取れたようで・・・」
 カテーテルによる施術をして、病院から帰ってきての垣根越しです。

 「ちっとも変わらないので、安心しました」
 「有り難うございます」
 「イッパイやりたいことがあるもんね。ネットで「まち中博物館」だったっけ」
 ご主人が居間から降りてこられます。
 「そうなんですよ。これから手を付けるんですから」
 「まずまず、安心。少し休んで、気長にやるっきゃないね」

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 皆さんに元気づけられて、このページも書き込んで行けそうです。
 どうぞ、よろしくお願い致します。

     (2018.10.01.記)
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野火止用水

Author:野火止用水
 歴史大好き爺です。

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